利用規約

この文書は、ARIOS で誰が何を売り、誰が支払い、誰が何に責任を負うかを、 実際に動いている仕組みのとおりに書いたものです。仕組みと違うことは書きません。

版: 2026-09-09

1. ARIOS は何か

ARIOS は、一次創作者(以下 Creator)が自分の作品と、自分が引き受ける具体的な仕事を売り、 依頼主(以下 Buyer)がそれを買うための市場です。

売買の当事者は Creator と Buyer です。ARIOS は売主ではありません。 ARIOS が提供するのは、市場・契約条件の固定・受領と権利発行・その記録です。

2. お金の流れ

代金は ARIOS を通りません。Buyer の支払いは Stripe を通じて Creator 名義の口座に対して直接行われます。代金の在処はその口座ひとつです。

ARIOS が受け取るのは、その決済に対する手数料 15% のみです(Stripe の application fee として同時に受け取ります)。 Creator の 85% は、決済の時点でその口座に入っています。

3. いつ責任が発生するか

作品の購入(市場A): 支払いが成立した時点で、Buyer は作品ごとに定められた 利用権を取得します。

仕事の依頼(市場B): Buyer が責任単位を引き受けてもらった時点から Creator の制作義務が始まります。この時点では代金は動きません。 代金が動くのは納品物を受け取る一点だけで、受領と決済は同時に成立します。

受領は、その責任が契約どおり果たされたかを Buyer が判定する手続きであり、 同時に代金が動く時点でもあります。決済が成立しなければ受領も成立せず、 納品物も権利も渡りません。

4. 誰が何に責任を負うか

Creator: 自ら制作主体として履行すること。合意した納品物を作ること。第三者素材を無断で混入しないこと。許諾した権利範囲と納品物を一致させること。修正回数と納期を守ること。

Buyer: 使用先を正確に申告すること。参考資料を使用する権利を持つこと。指定内容が適法であること。確認期限内に回答すること。

ARIOS: 合意前の条件を固定すること。受領と差戻しの履歴を残すこと。権利の発生時点を記録し、第三者が検証できる形にすること。手数料を受け取ること。

5. 不履行・争いになったとき

代金の在処は決済の当事者の口座ひとつです。決済は Creator 名義の口座の上で作られ、 取引のあとに額が動く場合も、同じ口座の上で、Stripe を通じて当事者の間に起きます。 手数料は決済と同時に確定し、そのあとの扱いも同じく Stripe の上で決まります。 ARIOS が持つのは、成立の一点で何が起きたかの記録ひとつです。

Creator が契約どおりに履行しない場合、Buyer は受領を拒めます。中間案の段階なら差し戻せます。 完成物は差し戻せません——受領しないまま、異議・合意による中止の手続きを取れます。カード会社への異議(チャージバック)を妨げません。

消費者契約法その他の法令によって排除できない責任を、この規約で排除することはしません。

6. サービスが止まったとき・終わるとき

障害によって、新しい支払い・新しい制作義務・新しい権利が勝手に発生することはありません。 未完了の状態を完了として表示しません。

ARIOS が終了する場合も、すでに成立した契約・利用権・権利証明の記録は、 当事者が確認できる形で残すことを前提とします。何が成立済みだったかを、 利用者が後から確かめられなくなる終わり方はしません。

7. 代金が動く時点

制作契約の代金は、前払いしません。依頼主が引き受けを確定した時点では 金銭は動かず、そこから制作期間が始まります。

代金が動くのは、納品物を受け取る一点だけです。受領と決済は同時に成立し、 決済が成立しなければ受領も成立せず、納品物も権利も渡りません。 「受け取ったのに支払われない」「支払ったのに受け取れない」のどちらも、 手続きの順序ではなく、同じ一点であることによって起こりません。

代金は ARIOS を経由せず、依頼主から制作主体の口座へ直接支払われます。 ARIOS が受け取るのは手数料ひとつです。止められるのは市場(取引の可否)ひとつで、 代金の在処は決済の当事者の口座ひとつです。

8. 問題が起きたときに、誰が何を負うか

この節は、起こりうることを列挙して、その一次的な処理主体と費用の負担者を先に決めておくものです。 ここに書いていないことが起きた場合は、法令と信義則に従って個別に判断します。 「何が起きても ARIOS は責任を負わない」とは書きません(そう書いても法令上は通らないためです)。

起きたこと一次的な処理主体費用・原資ARIOS がすること/しないこと
Creator が履行しないCreator と BuyerCreator の口座に入った代金受領を成立させない。中間案の差戻し・異議・合意による中止の手続きと記録を提供する。代金の在処は決済の当事者の口座ひとつで、ARIOS に動かす位置は無い
Buyer が確認期限に応答しないCreator と Buyer期限の到来を記録し、契約条件に従って状態を進める。どちらかの主張を代弁しない
支払いが失敗したBuyer と決済事業者受領を成立させない。納品物も権利も渡らない。失敗の理由を画面に出す
返金(refund)Creator と BuyerCreator の口座関与しない。代金の在処は決済の当事者の口座ひとつで、返金は Stripe 上で当事者の間に起き、その記録は Stripe が持つ
カード会社への異議(dispute / chargeback)Buyer・カード会社・Creator の決済口座Creator の決済口座妨げない。決済事業者の判断に従う。負担は決済の当事者と決済事業者の間で決まる
Creator の決済口座が停止・凍結されたCreator と決済事業者Creator の口座その Creator の新規取引を止める。既存の記録は残す。ARIOS が代わりに支払うことはしない
ARIOS の障害で操作できないARIOS新しい支払い・義務・権利を発生させない。未完了を完了として表示しない。復旧後に状態を突き合わせる
外部サービス(決済・基盤)の停止各サービス事業者同上。ARIOS がその事業者の責任を引き受けることはしない
データの消失・破損ARIOS当事者が記録を随時持ち出せる状態を維持する。持ち出した記録は ARIOS の状態に依存しない
不正アクセス・第三者による不正利用ARIOS と当該当事者経路を止め、影響範囲を当事者に伝える。法令上の責任は排除しない
ARIOS がサービスを終了するARIOS新規の受付を止める。進行中の契約の履行・受領・権利発行は可能な限り継続する。成立済みの記録は当事者が持ち出せる状態を保つ

共通して、代金の在処は決済の当事者の口座ひとつです。ARIOS が持つのは記録ひとつで、 金銭が動く先は、いずれの場合も決済の当事者の口座です。

9. この規約の変更

内容を変更した場合は版を上げます。責任・金銭・権利に関わる変更のときは、 改めて同意をお願いします。旧版への同意を新版への同意として扱いません。

同意の記録は、版と、そのときの文面そのものの識別子(afe0a7a1d5f7…)を 一緒に残します。どの文面に同意したかは、後から一意に定まります。

この文書は、実装されている責任構造を記述したものです。事業としての最終的な法的検討 (資金決済・特定商取引・消費者契約に関する確認)は別途必要であり、 実際の課金を開始する前に完了させます。